私がこの10月から受講しているライティングスクール「ライカレ」は野口真代先生主催のストアカでも人気の講座だ。
40名以上の申し込み枠が毎回満席で、私はその6期生。6期生も、これまた満席。
過去の先輩たちを見てみると、なんとも同期同士が仲良くて、Twitter上でも楽しそうにリプしあっている姿をよく見かける(実際には姿はないけど、でももう目に見える感じで仲の良さや信頼、関係性を感じるわけですよ)。
確かに、学校なら机を並べて勉強し、友だちが増えていく。それは分かる。けれど「ライカレ」は完全オンラインなので同じ空間にいるわけではない。
しかもライカレの講義は2時間強。休憩時間があったとしても学校の休憩時間とは違う。おのおの、自宅やネット環境のあるどこかにいるので、休憩中だって一緒にお茶を飲んで小話をしてるわけではない。
講義自体も毎日あるわけではないので、親密になれるほどの回数もない。
PCに向かって受ける3ヶ月間のオンラインの講義でどうしてここまで仲良くなれるのか。答えは「Twitterと先生が出す課題にある」と気付いた。
ライカレの講義はまずTwitterを始める(極める)ところから始まる。自分の見込み客になる人を探す、ライバルを探す、自分を売り込む。こういった自分のスキルを磨き、収益を出すためにTwitterは最適なツールなんだそうだ。そしてTwitterには140字という文字制限があるため、短い文字数の中に伝えたいことを盛り込むライティング力向上にも役立つ。このような理由でライカレ生たちはまずTwitterに挑戦するわけだ。
|フォロワー1,000人を目指すには…
まよ先生は「Twitterのフォロワー1,000人は難しくない」と言う。これはイコール「まずは1,000を目指そう」ということだろう。
私たちは自分で「1,000人を目指そう」と目標を立てたわけではないが、先生の言葉を聞き、それぞれ「よし、1,000人か…!」と気合が入ってしまうのだ。
そして生徒たちはみな、慣れないTwitterを使いこなし、フォロワーを増やそうと動き出す。
いくら先生から「フォロワー1,000人は難しくない」と言われても、Twitter初心者がまずフォロワーを100人にするだけでも大変だ。私も、そう。
誰にフォロワーになってもらおうか…
そう考えた時に真っ先に浮かぶ存在は「同期」だろう。
最初はみな、同期をフォローし、同期にフォローされたのではないだろうか。
「同じ6期生ですね」「よろしくお願いします」「一緒にがんばりましょうね」「〇〇さんて、△△なんですね、すごいです」「課題難しいですよね~」
こんな風に、ライカレの講義が始まってしばらくの間、私のTwitterは同期との交流でにぎやかになっていた。
そう、私たちは講義中に仲良くなっているのではなく、Twitterで仲良くなっていくわけだ。
3ヶ月という短い間の「ただのオンラインの講義」なら40人以上の同期と親密になるほど交流するなんて難しい。
けれど、まよ先生の出すTwitterの課題を通して、私たちは必然的に同期と仲良くなるように仕組まれているのだ。
私たちは課題に向き合っているようで、実は一緒に頑張っていく仲間である「同期との関係性」を築いていってる。同期という人脈を増やしている。
これはこの先、電子辞書を執筆したり、自分のコンテンツを売っていったりする時に何よりも大事な存在になるのだろう。
|学びは見えているものだけではない
まよ先生は「Twitterを通してまずは同期と仲良くなってね」なんて一言も言っていないのに、必然的にそうなるように仕向けられているのは、なんと言うか…「すごいなぁ」としか言えない。
この先も先生から渡される課題に真摯に向き合うことで「同期の絆」のように、気が付かないうちに手に入るものが多くあるのだろう、と感じる。
とりあえず今は、素直に課題や先生の提案に向き合うこと。
いつか振り返った時に「あ、今私の手元にある”これ”はあの課題を通して手に入ったんだな」と気づくものが多くあるだろう。
ライカレは「ただのオンラインスクールじゃない」。
まだ始まったばかりだけど、もう、そう感じている。
|プロフィール
・氏名:なつめももこ
・肩書:webライター×管理栄養士
・Twitter:https://twitter.com/natsume_momoko