こんにちは、出雲企画広報スタッフのはなです。
本日は、6月に開催された、ものかき大学(通称「ものがく」)で新たに誕生した企画のイベントレポートを紹介します。
その名も「スナックものがく のどかちゃんねる」。
弊社ライタースクールの卒業生であり、現役司会者ライターの叶のどかさんが、ものかき大学に在籍しているメンバーにスポットを当てて、インタビュー形式で現在のお仕事の状況やゲストの素顔に切り込んで魅力に迫ります。
イベント名:「スナックものがく のどかちゃんねる」
司会者:叶のどか
特別ゲスト:瀬田かおる
日時:2022年6月5日(日)14:00~15:00
対象: オンラインコミュニティ「ものかき大学」の受講生
形式:Zoom
司会者の叶のどかさんは20代の頃、ラジオカーリポーターを経験。
出産とともに子育てに専念していましたが、その後、司会者やライターとして活動を開始。
弊社提供のライティングスクール「ライティングカレッジ(通称:ライカレ)」を受講し、2020年10月に自身の電子書籍を出版。その後、ライカレを受講した卒業生によるクローズドのコミュニティ「ものかき大学(通称:ものがく)」に入学。
今回の企画は、3月にものがく内で開催された「ビジネスコンテスト」で採用された企画です。
瀬田さんは、2020年9月にライティングカレッジを卒業。「アラフィフを元気にしたい!」という想いのもと、地方在住のe-bookライターとして活動中。
卒業1か月後の2020年10月に1冊目、翌2021年3月には2冊目の電子書籍を出版。それぞれAmazon2部門・4部門で1位を獲得。
また、e-bookライターとして4件の案件受注に成功(2022年6月現在)。e-bookライターを目指してから1年かけてその夢を叶えた瀬田かおるさん。
ここに至るまでの軌跡は、ものかき大学内のプロジェクト「ものかき50」に携わる限られた人しか知りえぬこと。「この話を数名にとどめておくのはもったいない」との叶さんの想いから、今回のインタビューが実現しました。
叶「みなさん、こんにちは」
日曜日の午後。司会を務める叶のどかさんの穏やかなご挨拶からスタート。
緊張していた瀬田さんでしたが、包み込むような司会進行により徐々にいつもの明るい笑顔が戻ってきました。
ここからは瀬田さんがe-bookライターとして歩むまでのロードマップをご紹介します。
叶「初の仕事を獲得するまではどういった苦労がありましたか?」
瀬田「当初、営業は全くうまくいかず。TwitterからDMを送っても全く反応なし。かなり凹みました。
でも、野口真代先生の講義で教わったことを思い出してみると5人への営業はまだまだ全然足りない。凹んでいる場合ではないと、DMを送る前にしっかりコミュニケーションをとるなど戦略を変えて挑みました。
その後、昔からのご縁をきっかけに1冊目の仕事獲得に成功。その方には、自分が電子書籍出版の仕事をしていることを以前お伝えしていました。その方の知人が電子書籍を出版されたことを機に、本を出版したいと相談を受けたのが始まりです。
自分がどんな仕事をしているのか”発信すること”の大切さを感じています」
叶「e-bookライターとしての初仕事。大変だったことは何ですか?」
瀬田「いろいろありますが、特に文章の修正について迷いました。
既に自分で発信もしていて、ある程度文章を書ける方の場合、どこまで加筆修正をしていいのか判断が難しいところ。
文末表現が単調にならないように、読者目線で読んだときにわかりやすい表現になっているかなどお伝えするようにしました」
叶「そのほかにどんなことに気をつけましたか?」
瀬田「スケジュール管理やモチベーションの保ち方です。
出版までにはさまざまなタスクがあります。TODOリストを共有し、スケジュール管理をしました。
およそ3ヶ月にわたる電子書籍出版までの期間の中で、モチベーションを保つための工夫もしました。
クライアントのいいところを見つけて褒める、表紙のイメージを作成して出版への期待をふくらませる、などお客様と一緒に電子書籍を作り上げているというワクワク感を大切にしました」
叶「ご自分の出版よりも緊張しましたか?」
瀬田「自分の出版どころではない緊張感です。自分の書籍は自分の責任なので何とでもなることですが、クライアントの書籍となると責任を伴います。
1位獲得への期待とプレッシャーはとてつもなく、しばらく安眠できませんでした」
叶「これからe-bookライターとして活動する方へ、励ましの言葉をいただけますか?」
瀬田「自分で本を出すなんて……という状況からe-bookライターとして活動するにあたり、いくらで受注したらいいのかなど、最初はわからないことだらけでした。
ただ、最初は経験・実績を積むことを優先して勉強させてもらうという気持ちが身体的にもメンタル面でもよいのではないかと感じています。
女性は仕事だけでなく家事や育児などいろいろな役割がある、だからこそ無理なく自分でできる範囲でやれる方法を見つけていくことが大事だと思っています」
インタビューの最後には質問タイムが設けられました。
瀬田さんといえば「読書」というイメージが定着しているほどに本が好きだということから、読書への質問が相次ぎました。
・早く読むポイント → 隅から隅まで読まず、つまみ読み
・多読のポイント → 常に継続して5冊程度併読
・1回に読む時間 → お湯を沸かす間などのスキマ時間を見つけてちょこちょこ読み
驚いたのは、小さなバッグに5冊くらいの読みたい本を入れて常に家の中を持ち歩いているというエピソード。
本当に本が好きなのだということが伝わった瞬間でした。
叶のどかさんの穏やかな語り口調で終始なごやかな雰囲気で開催された「スナックものがく のどかちゃんねる」第1回目。
ものかき大学に在籍している受講生それぞれにスポットが当たるこの企画は「次は誰の話が聞けるのだろうか」とすでに話題とのこと。
今後、月2回の定期開催が決定しました。
ものかき大学の受講生、それぞれの仕事の様子を垣間見る貴重な企画は早くも人気を呼びそうです。
次回のイベントレポートもお楽しみに!