税理士が教える!確定申告・税金_質疑応答・お悩み相談会|税理士 松村洋佑先生

こんにちは!

ものかきキャンプ卒業生、ライターのユミユミです。

 

みなさま、今年の確定申告は無事、手続き完了されましたでしょうか。

インボイスに登録され、初めての消費税申告がこれから、という方もいらっしゃるかもしれませんね!

 

「確定申告について、なんだかよく分からない……」との声が、コミュニティの中でもチラホラ聞こえていた2024年1月。

ものかき大学では、税理士の松村洋佑先生をお招きし、「確定申告」や「税金」の疑問に回答いただく“質疑応答会”を開催しました。

 

「個人事業主に寄り添い、トータルで一番お金が残る方法を考える」をモットーにしている松村先生。2月から始まる確定申告を前に、ものかき大学生が今悩んでいるリアルな事例を分かりやすく簡潔に答えてくださいました。

 

講座概要

日時:​2024年1月28日(日)15:00〜16:00

対象:弊社オンラインコミュニティ「ものかき大学校」受講生

型式:オンライン講座

 

講師紹介

松村洋佑

父が会社を経営していたことから、税理士という仕事に興味を持ち、税理士を志す。平成24年から北区税理士法人にて7年間個人向け税務。平成30年から杉並区税理士法人にて3年間個人・法人向け税務。令和3年12月練馬区にて松村洋佑税理士事務所を開業。法人設立から社会保険、小規模企業共済、セーフティ共済、保険、などをトータルでサポートしている。

松村洋佑税理士事務所:https://www.my-ta.jp/

 

減価償却費って確定申告ではどうすれば良いの?

今回は、2022年4月に開催した「確定申告・税金のお悩み相談会」の動画を事前に視聴し、現在悩んでいることを松村先生に直接質問できる会。質問は事前に募集し、それに回答する形で進行していきました。

 

まず上がった質問は「減価償却」について。

「1つあたり10万円以上の資産を購入した場合は、減価償却という経費計上ができる」との解説を受けての質問です。

Q:13万円のパソコンと15万円の取材用カメラを購入したが、経費計上のやり方がよく分からない、来年に繰り越される場合、帳簿はどのようにつければ良いのか

とのお悩み。これにはチャットで「私も減価償却を理解するまで何度も電話相談し、大変でした」との参加者の声も。

 

減価償却とは、10万円を超える高額な資産を購入した際、そのコストを数年にわたって分割して計上する会計処理のことです。

松村先生によると、減価償却として経費計上をするには、まず耐用年数を確認する必要があるとのこと。物品により耐用年数が決められており、これは国税庁が定めた「減価償却資産の耐用年数表」で確認できます。たとえば、今回の例に出てきたパソコンは4年です。合わせて、償却率も表で確認します。個人事業であれば「定額法」の欄を確認します。そして取得した月から月割り計算をすると、償却費を算出できるのです。

これを書類にどのように反映するのか、松村先生には画面共有でレクチャーしていただきました。

 

副業ライターならではの疑問

ものかき大学校にはフリーランスとして働く人もいれば、会社員をしながら副業でライター活動をしている人もいます。副業での確定申告のお悩みも、いくつか寄せられていました。

Q:給与所得と事業所得がある場合、それぞれの税金の支払いをしていくということで合っているか

「こちらは、確定申告にてそれぞれの所得を合算して、合わせて納税をします」と話す松村先生。はじめて確定申告書を記入する方に向けて、どこの項目に何を記入をすれば良いのか、丁寧に解説くださいました。

また、副業ならではのこんなお悩みも……

Q:いずれ開業届を出そうと思っているが会社にバレるのは避けたい。何か方法はないか

松村先生のこれまでの経験では、「開業届を提出しただけでは、会社に伝わる可能性は低い」との回答でした。副業で収入が増えることにより、住民税の特別徴収額が給与所得以上に課税されることで会社が気づくパターンがあるのだとか。

確定申告で給与所得以外の住民税を普通徴収にするよう依頼もできるそうですが、トラブルが起きないよう、慎重に判断したいポイントですね。

 

インボイス制度が開始して、はじめての確定申告

2023年10月にインボイス制度が始まり、それからはじめての確定申告。質問が最も多かったのは「インボイス制度」についてでした。まだまだ手探りで、不安を抱える方も多いようです。

松村先生も「今年の確定申告から大きく変わるのが消費税の部分。消費税の納税と、消費税の申告書を作成する手間が増えるので、苦労される方も多いのではと懸念しています」と話していました。

講座内では、インボイス制度がどのような制度か再度解説いただき、消費税の申告書の作り方を見せていただきました。

移行期間として「2割特例」と呼ばれる激変緩和措置がありますが、それゆえに複雑な制度でもあります。全体像をおさらいすることで、インボイス制度の仕組みを改めて確認できました。

 

終わりに

事前に集まった質問の他にも、講義終盤には質問タイムが設けられ、税理士への相談の仕方やおすすめのクラウド会計ソフトなどの質問も飛び交っていました。確定申告の前というタイミングもあり、参加者の熱量が非常に高かったように感じます。

 

 

ものかき大学校では「言葉の力で好きな場所で好きな時に好きな仕事を」をコンセプトに、ライティングに関することなど、最新情報が得られる講座を毎月開催しています。

あなたも、言葉の力で自由に生きるWebライターへの階段をものかき大学で仲間とともに登っていきませんか?

まずは、無料相談会でお待ちしています

(無料の相談会なのに、学びが多いという声をたくさんいただいています)

https://note.com/mayomayo3/n/ne441658a6181

 

文:ユミユミ(https://twitter.com/ymym_yumi_

編集:はな(https://twitter.com/simplist_hana